怠惰で愚鈍な僕の忘備録

クスッとして貰う瞬間がここに

2…レシートが紛失した話

こんなミスをするのは自分だけ

 

 

そう感じてしまう瞬間というのは、誰にでもあるはずだ。

きっかけは、レシートが紛失してしまったことだった。

 

財布の隅々

ジャケットのポケット

ゴミ箱のなか

こんなとこにあるはずもないのに…と、さながら山崎まさよしだ。

 

 

 

2025年を迎えて、僕は中学生の頃より愛用(?)していたモニターを交換することを決意した。

きっかけは、2年ほど前からリモコンの効きが恐ろしいくらいに悪かったことと、自宅PCのGPUスペックにモニターの性能が追い付いていなかったからだ。

 

でも僕は常にお金がない人間だ。

 

だから、基本的には品質を捨てより安価なものを購入することが僕の人生の軸になりつつある。

今回も、中古でいいやと初売りついでに立ち寄ったリサイクルショップで1万円程度のモニターを買ったのだ。

サイズは27インチ

解像度も1920×1080対応で、欲するスペックはそろってある。

ついでに令和以降に製造されたシリーズだったことも魅力的だった。

 

 

帰宅し意気揚々とPCとモニターを接続する僕。

 

だがしかし、ここでファーストインパクトが勃発した。

 

ケーブルを接続するためにモニタの背面に回ると、リサイクル製品のシールが貼られていた。

 

(こんなところにも貼られてたんだ…)

なんて思いながら、びりゃッッとはがす。

 

そこで僕はとある表示に気づく。

 

【ノイズあり】

 

………

……

 

What!?

 

いやいや、商品陳列時の表値札シールにはそんなこと記載されていなかったんだが…

 

いったん気を改め、PCに接続し、モニターの電源をつける。

 

パッとデスクトップの画面が表示される。

 

※ランゴっていう好きなアニメ映画の壁紙

 

なんだ、どこにも異常はないじゃないか…

そう安堵する僕の気持ちを裏切るように、使用するにつれて確かなノイズが目立つようになってきた。

 

※とある配信者のゲーム実況画面(赤紫っぽいノイズ発生箇所が多々見受けられる)

 

最初は気にしないようにしていたけど、流石に気にしてしまう。

それなら新品を買いなさいと言いたくもなるだろう。

甘んじて受けよう。

 

 

ここに追撃。

こちらのモニター、スピーカーが内臓されていなかったのである。

 

これには本当に驚かされた。

一般的なテレビと違い、PCモニター用に設計されたものということもあり機種によってはスピーカーが内臓されていないものもあるらしい。

 

知見狭しな僕はそんなこといざしらず、自信満々で本モニターを購入したのだ。

シンプルに馬鹿な話である。

無知な自分を恥じた。

※流石に別途スピーカーを購入した。

 

 

そんなこんなのエピソードがあり、僕は購入から1週間が経過した今になって、返品相談のためお店に連絡してみた。

※1週間経過させるあたりも、僕らしいと言えば僕らしい…

半分諦めの心構えでいたが、どうやら今日までであれば返品を承ってくれるようだ。

 

ありがたい!

まさに不幸中の幸い!

 

店員さん曰く、本日中にレシートと付属品と本体を持っていけば交換対応可能とのことで、僕は勝ちを確信した。

 

返品して別な中古モニターを購入するぜイェイイェイ!

なんて一人でガッツポーズを取りながら、さっそうと財布の中身を確認する僕。

 

さて、ここで冒頭に話が戻る。

セカンドインパクトが勃発した。

レシートが見当たらない。

 

あとはご存じOne more Time,One More Chance

 

確かにレシートないし保証書のような紙切れを受け取った記憶があるにも関わらず、

僕の手元からは幽霊のように消えてしまったのである。

もはや紙切れを受け取ったこと自体が存在しない記憶だったのかもしれない。

その日食べた昼飯のレシートなんかは残っているのに、肝心なものがないとは、いかにも僕らしい。。。

 

 

1万円で不良品(シールの見落とし)を買って自分の失態で返品できないなんて、ただでさえお金の余裕がない今、明日明後日に不安を覚える自分には精神的なダメージが大きすぎるわけで。

 

この詰めの甘さそのものが、僕という存在なのだ。

僕くらいしかこんなミスしないだろう。

そんな気持ちが押し寄せる。

 

 

でも実際はそんなこともない。

これくらいのミスは、誰でもしてしまうことだ。

例え、空を飛び目からビームを出すような超人だとしてもね。

 

 

それに、正直こんなミスは今に始まったことじゃないのだ。

これまで何度も経験してることだ。

そう、こういったポンコツなミスを犯すあなたの味方は、この世界にはごまんといるよ。

 

あなたは一人なんかじゃないよ。

 

だから安心して、次からしっかりと、特に電子製品のレシートは受領しよう。

そしてまた一緒に同じミスをやらかそう!

 

 

 

自分と、あなたが、これを見てクスッとなる瞬間があることを願う。